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カテゴリー: 82y shovel rigid

ショベリジ 👍コンディションになりたい。。&キックスタートの極意

バルブガイド製作シートカット完了。組んでいきます。

 

オリジナルガイド&オリジナルシールでくみ上げ。写真ないですがシールを組む時はバルブの段のところでシールがいきなり傷つかないようにセロハンテープで保護しながら組みます。

ヘッドガスケットはファイヤーリング、ここは絶対ケチらない。

油圧プッシュロッド調整はゲージを使用したり、何回転戻しみたいなやり方はせず、「油圧をほぼソリッド」に組みます。これにより、長期間エンジンをかけなくても油圧の低下が無く、すんなりかかるエンジンになります。走行時のタペット音もないのでこれが一番好きです。

ただ、この調整方法は調整時に誤ってキックをするとエンジン破壊というリスクがあるので人には教えません。(責任とれないので)

キックしないように写真はキック外してますね。。。

 

 

これはキャブのステーを本締め固定した時にマニホールドが一番いいポジションに居るかのチェックです。

ステーを締め付けた時にマニが引っ張られてしまう時がありますがキャブを組んでしまうとよくわかりませんので単体でチェック。

 

元々のマフラーがステー無しでそのままだとヘッドのネジ飛んでしまう感じでさらに気に入ってないマフラーだったので変更。

リクエストの2イン1マフラーはミッドコントロールだと付かないだろうなーとふわっと思いながら「なんとか付きますよ」と簡単に言ってしまい

ほぼフル製作(笑)

はい。完成でございます。

Eキャブに変更

 

 

乗ってみたらアレっってなってクラッチもディスクなど交換。

カスタムロッカークラッチはヤレ仕様。

とっても乗りやすくなって最高です。

ピカピカ嫌いなオーナー様のためにマフラーもええ感じにしときました。

 

冷感時始動が1時間かかっていたのが1分に(笑)

ここでキックスタートの極意(個人的意見)

〇始動時キャブからくしゃみ→薄いので空キックやチョークを利用してガソリンを濃くしてください。

(”クシュッ”の次のキックは排ガスがエンジン内に滞留していてかかりません!空キックからやり直すのが大事)

〇始動時うんともすんとも言わない→ガソリンが少なすぎor多すぎ

少なすぎ→コックオン確認して問題なければチョーク、空キック多めで再トライ

多すぎ→プラグ濡れてますのでプラグ交換して再トライ

〇空キックも手を抜かずに本キック並にしっかりと蹴ること

〇二週間以上乗らなかったらキャブ内のガソリンを一度捨ててからコックオン

(キャブ内のガソリンは酸化が早いです)

〇疲れたら休む(ヘロヘロキックだとかからない時あります。)

 

*厳密にいうとEキャブはチョークとは構造が違ってエンリッチナーって名前ですが、ややこしくなるし、もうチョークでいいです。伝わればいいです。

 

 

上記の方法で数回蹴れば大抵かかります。かからない場合はどこかしら不具合があり、その多くは簡単な調整で改善できる場合がほとんどですのでショップにピットインしましょう。

 

 

調整全部やってもダメな場合はエンジンオーバーホールの時期と考えてもいいかもしれません。

 

 

それとキックスタート初めての方に多いですがキックの練習として自宅でエンジン始動して走行しない(完全暖気しない)でキーオフ、始動してキーオフを繰り返すとプラグが完全に焼けずにススが溜まり、練習のせいで始動困難になります。エンジン始動したら走りましょう。30分ほど走れば〇です。

 

始動方のアドバイスなども店頭でよくやってますのでお気軽にお問い合わせください。

楽しいヴィンテージハーレーライフを。

ご依頼ありがとうございました!

ショベリジ 👍コンディションになりたい。。

最初は車検ということでお預かりしましたがすでにエンジンがバラしてある写真。

あまりにも調子が?だったのでオーナー様に確認したところ、「エンジン始動に1時間かかる」「プラグを変えないとエンジン掛からなくなる」とのこと。

そして「調子よく乗りたい」とのことだったのでいろいろやることになりました。

うやむやにならないようにばらす前にいろいろ確認します。SUキャブは予想通りのダメっぷり。

ピストンの動きが悪くセッティングがうまくいかない個体が多くなってきました。クラシカルなルックスで人気がありますが、いくら手をかけても暫く経つと調子が崩れる上にリビルトキットも廃盤になり。。。

当店ではよく走るオーナー様が多いので調子の悪いSUはせっせと別のキャブに交換しています。

SUに拘る場合、そのうち予備SUを手に入れたり、良い部品を集めたニコイチSUを組んだけど微妙だったり。。。自分でイジル派は良いかもしれませんが。。。

他にもSUには欠点があります(二次エア系)が、話が長くなるのと当店ではSUを装着することも今後ないので省略。

 

点火タイミングもしっかりズレていて、ネジも折れたのを溶接修理してあり、結果また折れました。

実はこの車両は他店でオーバーホールしたばかりなんですが、不調の原因ナンバー1はオイル下がりによるプラグ失火でした。

シールがダメでした。破れてなくても市販のタイプは良くないですね。シールが上下にガタがある場合でもポンプの要領でオイルを押し込んでしまうので×です。

ノンコーティングのステンレスバルブも焼き付きを起こしやすいので内燃機屋さんがビビッてクリアランス広めにガイド作る→オイル下がるって感じですね。

 

ネジ全部確認してから内燃機へ。

もちろんブラックコーティングバルブ&オリジナル鉄ガイド製作&国産自動車仕様バルブシールのコースで行きます。今からすでに変化が楽しみです。

 

 

ヘッドの作業を待つ間にその他。乗りづらいロッカークラッチを加工します。 

ロッカークラッチは元々バディーシートのポジションで設計されてますのでチョッパースタイルにそのまま取り付けるとつま先ピーンとなって乗りづらいです。

ペダル高さ変更、ストッパーも製作することでシャフトが折れるトラブルもなくなります。丁度よい感じにするために元々空いていた穴をふさいで、新たに穴を開け直したりします。

もうスッコスコです。

ストッパーのカラーが段付きの電池みたいな形になってるのがミソです。ズレを防止してシャフトへの負担を減らしています。

仕上げは車体に合わせてヤレヤレマジックかな。続く。

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