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2025.03.21

2025サンドフラッツへの挑戦 その②(トゥール編)

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XLHハードテール製作 – 軽さは正義!

スタッフのトゥールです。
モーターサイクルグッディーズは2024年の千里浜サンドフラッツからサンドレースに参戦しています。

サンドレースでは、排気量を上げてガンガンにチューニングされたマシンがひしめき合い、ウィリーしながら加速する車両なんかもいる。めちゃくちゃ痺れましたね😆 ほんと、カッコいい!

そんな中で、僕たちは**「900ccのアイアンで勝負する」** という選択をしました。排気量を上げずに、どうやったら速くなるのか? その答えのひとつが「軽さ」でした。

ハードテール化の決断

僕はもともと小排気量マシンが好きで、軽いバイクで速く走ることにこだわってきました。

例えば、峠では250ccでリッターマシンに食らいついたり、エンデューロの4時間耐久レースにCRM80で挑戦したり。パワーがなくても、軽さを活かせば勝負できるっていうのが自分の中の信念。

じゃあ、サンドレースでも**「軽さ」を武器にできないか?** そう考えて、思い切ってXLHをハードテール化することにしました。

製作前に重量測定の様子

 

市販のハードテールじゃダメだった

ハードテールキットは色々あるけど、自分が思い描くスタイルのものが見つからなかった。じゃあ、作っちゃおう! ってことで、試行錯誤の末、オリジナルのハードテールを製作しました。

全長が間延びしないように純正スイングアームの長さに合わせ、チェーンやホイールカラー、チェーンテンショナーもそのまま使える設計 にしています。

形状はラウンドタイプ。カッコいいシルエットを出すために、アール(曲げ部分)の大きさを調整しながら何度も試作とやり直しを繰り返し ました。

 

さらに、レース仕様車用にアクスルシャフトが通る部分のプレートはボルトで脱着できる設計 にし、ジュラルミン製にして軽量化。鉄のプレートと比べて圧倒的に軽く、それでいて強度もバッチリ。

ハードテール化の結果、サスペンション装着車と比べて約6cmダウン。車体がコンパクトになり、軽量化とともにシンプルなルックス も手に入りました。

実走テストの結果 – 軽さの正義を実感

先日、サンドフラッツの練習走行で試してきたんですが…マジで速い!

リジッドにしたことで、アクセルの開け方に対してダイレクトにパワーが伝わる。車体が軽いおかげで加速も鋭くなり、サスペンションの沈み込みによるパワーロスがない。

レース経験者の先輩方に「サスの沈み込みはパワーロスになる」と言われていたけど、実際に走ってみて納得しました。

いよいよレース本番!

このハードテール、レースのために作ったけど、自分のXLH1000にも付けたいくらい気に入ってます😆

少数派かもしれないけど、アイアン好きで「軽さ」にこだわる人には刺さるはず!

そして、いよいよ 3/22、23の大洗サンドフラッツ に出走します!
今までの全てをぶつけてきます🔥