バンバン200

バンバン200完成


リアフェンダーとクラブバーはリペイント。
クラブバーはメッキが剥がれて錆だらけでした。レストア屋さんはご存知でしょうが剥がれたメッキはナイフのように鋭いので気を付けましょう。
これで躊躇なく握って下さい♪

ライン入れの風景。
海好きのオーナー様なのでフレイムスではなく、「波」をイメージしました。

オイル交換も

試乗をしたらスカスカ!なんか遅いので確認したら、セッティングが薄いですね。抜けの良い社外マフラーにしてジェット類はノーマルのままでしたのでセッティングし直し。モリモリと走るようになりました。
スプロケットサイズも変更したら更に良いと思いますが、またそれは次回ですかね。
ありがとうございました!!!!
バンバン200
毎日暑い日が続いてますね!年々夏が厳しくなってる気がします。。。
こんな中でもバイクに乗らずにはいられないクレイジーな方々はくれぐれも熱中症には気を付けてください。

ラットスタイルバンバン エンジン不動で入庫。海沿いにお住まいなので潮風に完全にやられてます。

預かろうと思ったらブレーキ引きずってて押せない(笑)
まずはブレーキの固着から。。

ドイヒーですね

エアフィルターは外してあるようです。

キャブ摘出


ほとんどネジが緩まなくて悪戦苦闘しましたが最後の最後でパイロットスクリューがこれ(笑)
ここが緩まないとこのキャブ使えませんな自体です。

エンドミルでフラットに座ぐってからセンターからズレないようにドリル穴あけ。
少しでもドリルが曲がったり、ズレたりすると、パイロットスクリューの細かいネジ山が死んでしまい、キャブがゴミ箱行きに。。。
というなんともスリリングな作業です。

奇麗にして

パイロットスクリューもよし!!


さっそく組付けて始動だ!と思いきや、ガーガー音がしてセルが回らない。。。
おそらくスターターリレーが死亡。最初は問題なかったのに、このタイミングかい~!とか思いながら、部品待ち。不動車、放置車は乗り出すとなんやかんやありますね。。。大体こんな感じで思うように進まないのですが暑さに負けず頑張ります。
エボリジ 追加とかいろいろ
作業していく中で次から次へと問題が発生していたエボリジ。どーせなら。。。ついでに。。。といつもの流れで追加作業まで頂き、作業内容も盛り沢山になってきましたが最後までお付き合いください。
なにやら〇から削りだし


ライザー一体式のハンドルを製作します。

使用するハンドルはごく普通の簡単に手に入るハンドル
躊躇なしにバッサリ!!

幅詰めていい感じ

溶接

トップティーを付けたまま冶具替わりにして溶接してますが、それでも溶接歪みは絶対起こります。溶接は歪みとの闘い。。。歪みが少ないように溶接する順番を工夫。
ハンドル単体で溶接すると、ライザーが入らなくなります(笑)

〇ですね!

ご用命のミニスイッチ仕様配線中通し加工も官僚


ナンバーも縦だったので横のステー作りました。

それとオーナー様,後でシートの生地を打ち合わせましょう。。。
エボリジ 車体回りとシートといろいろ
作業場の整理整頓を始めたら丸2日かかってしまい、アツさのせいでバイクをいじるよりへとへとになり、とりあえずブログでも。。。

エボリジさんネックベアリングレースから。。。

ベアリングレース圧入。このために用意してあるバカデカイボルトナット。
ハンマーでコンコン入れると斜めになるだけでなく、打痕がついたり、変形したりといいことないので。

持ち込み頂いたパーツ軍のセットですとタイヤがフェンダーに当たり、取り付け不可。チェーンも長さが足りません。
オーナー様と相談しまして今回はスプロケットサイズを変えて対応しました。

専用工具でカシメ

ミッドコンに変更で社外スタンド取り付けですが、これまた取り付けのベースがないので製作します。

こんなんでも考えるのと作るのでまぁまぁ時間かかるから嫌だなぁー(笑)

こんな感じ。
このエボリジはセルオンリーですが、キックの車両はプレートを極厚に作った方が良いですよ。
何故かは言わずもがな。

そしてスタンドのこのトップのネジ良く緩みますね。何故か一歩踏み込んで説明します。

ここは四角の穴とシャフトで空転しないようになってますが、当然「遊び、ガタ」は存在します。
なのでトップのナットを時計回りに締めるとストッパーも一緒に時計回りにぎゅーっと締めたときにずれます。

スタンドを出して車体を立てた時、ストッパーにかかる力は反時計回りなんですねー。
そしてナットを締めた時にストッパーは時計回りにズレてますので遊びは緩む側にあります。
そして車体を何度も立てる度に緩む方向に力がかかって緩んでしまうんですね。。。シャフトのガタが大きくなってる車両はすぐ緩んでしまいますね。キックで掛かりの悪い車両は何度も何度も緩める方向に不可が。。。。

解決策は簡単。ナットを締める時にスタンドを引っ張ってストッパーを押し当てた状態(スタンドを出して車体を抑えている状態をつくる)でナットを締めこみます。こうすることでストッパーはナットと一緒に時計回りにズレません。スタンドをだして不可をかけても反時計回り側にガタはないので緩みません。
僕が整備をする上で大事にしているテーマは
「行動力と探求心」です。
行動力。。。やり直すと分っていても、、、大丈夫だと話は聞いてたけれど、、、とにかくやってみる。試す。トライ&エラーを繰り返して得た経験はネットに溢れた無責任な情報より数倍価値があると思います。そして実際に足を運んで情報を得ることの大切さ。
探求心。。。すべてにおいて「何故だろう」と思うこと、なぜ緩むのだろう。。。なぜうまくいったのだろう。なぜこの形をしているのだろう。。。
不具合がある場合だけでなく、上手くいったときでもなぜ?と一回考えるようにしています。
なんでも振動のせいにしたり、緩み止めを塗ったとしても根本の原因を改善しなければ、防止できたとは言えません。
ネジに関してだけ言えば、緩む原因もそれぞれなので、対処、防止策も適材適所でそれぞれって感じになります。ゆえに組み上げはホント時間かかる。。。

組んでしまえばなんてことはない。。。ただもうあなたにはこのトップナットの「緩まないオーラ」が見えているはず(笑)

シャフトが渋いのでしゅるるんと入るように修正。


いろいろあったし話も長かったからようやく着地

追加でシート製作。純正バッテリーが収まるサイズで製作しようとしたらなんかすごい出る。

小さいバッテリーを使うことに

じつはこの車両特別に製作されたショートホイールベースのフレームなのです。なのでハードテールの角度がきついんですね。今度はスッキリ収まりました。

FRP

出来た。自分でFRPやるのは初めてだけどなんとかうまく出来た(笑)

全体像が見えてきてテンションup!まだあとハンドルとナンバーと配線と。。。。
たまにはブログもがっしり書いてみましたがまた忙しくなってサボるかも(笑)長々とお付き合いありがとうございました。
作業場もスッキリしたし、頑張ろーっと♪