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2024.12.19

忘年ラン!と エンジンワーク ショベルヘッド

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2024年も残り僅か。何かやり残したこととはないか。

それは、「走ること」

今年はスタッフさんがいろいろ企画してくれてグッティーズランが数回開催される快挙(?)の年でしたが。

忙しかったりなんだかんだといって自分(ザック)は一度も参加してませんでした(笑)

 

年内にみんなで走りたい!

てことでスタッフのみんなと急遽ランチラン。

 

ライオンロック

さんへ

ここは本当に日本一上手いピザだと思っています。最高でした。バイクで行くとサービスもあるみたいです!

準備時間が少なすぎて、帰りはトラブルもありましたが、僕らにとってはなんのその。
バイカーからしたら笑われるくらいの近距離のツーリングでしたが(笑)

何よりも仲間と走ること、バイクが絶好調なこと、それらがこんなに楽しいということを忘れてました。いかんですね(笑)

この楽しみをより多くの方へ伝えて行けたらと思います(^^♪

 

 

79FX 続き

使えると思っていたステーターコイルが微妙にダメージがあり交換

モールドタイプは裏スペースが狭くて配線が痛んでいるものが多いです。剝き出しタイプに変更します。

 

 

順不同ですが、カムカバーも交換となりました。カバーの歪みなどではなく、どうしてもギアラッシュが調整できなかった為です。

上写真のカムギヤとピニオンギヤが大きさで数種類あり、サイズが合っていない場合、例えばギヤのガタが大きすぎるとガチャガチャうるさいエンジンとなり、ガタが小さ過ぎるとウィーン!と唸り音がでて負荷も掛かり良くないのでちょうどよいサイズの組み合わせにしましょう、というのがギヤラッシュ合わせです。

サイズ計測して組んでは試しを繰り返し行いましたが上手くいかず。。。 ギヤではなくカムカバーの穴位置関係に問題があるのでは?と思い、カムカバーを交換して問題解決しました。
何も考えずにそのまま組んでもエンジンは掛かると思いますが、一台でも多く絶好調のショベルヘッドを世に送り出したいので最後まで拘りました。こういった細かい部分で最終的な仕上がりが左右されるので、毎回試行錯誤で頑張っています。

このギアラッシュが決まってから、次はバルブタイミング合わせ(全円分度器を使用するやつ)となります。拘ると本当に時間掛かります。

 

そしてようやくブレークイン

こちらはベルトラインを試行錯誤した写真(だと思います笑)エンジンが掛かってからも一つ一つ確実に

ツースロートのオールドキャブゆえにまだまだ煮詰める必要がありますが、クランクのバランシングから細部に渡り徹底的に拘って組み上げたエンジンは当店の車両の中でも別格の仕上がり。

2速、3速の高回転域は不快な振動もなく異次元の伸びを体感出来ます。
キック始動も非常に軽くてイージースタートです。

 

グッティーズではテスト走行をとても重要な要素と考えていて、今まで数多くの車両を乗って、調整してきました。キャブセッティングのデータも50台以上あり、沢山の経験を経て最近ようやく分かってきたこともあります。

それは僕たちが長年時間を掛けて得たものなのでここでご紹介はしませんが、グッティーズを頼ってくれた方の車両にお答え出来れば、と思います。

インスタ動画はこちら

81FXEF

中途半端なOHはあまり効果的ではないので、ガッツリやるORやらない とハッキリさせた方が良いと考えてます。

くたびれ感はありますが、もうちょっと頑張ってもらいましょうということでこちらはガスケット交換のみでまずはオイル漏れを止めるプラン。

いよいよって時は楽しみなガッツリプランをお話頂いたので、それまでに体制をしっかり整えておきたいと思います♪

 

 

お持ち込み修理の80ショベルさま

フケアガリが悪く、キャブ調整を。。。とのご依頼でしたが、基本的に御新規さまの不調修理ではバルブタイミングの確認からさせていただいております。

バルブタイミングがズレている場合、いくらキャブ調整をおこなっても良くならず、無駄な時間を過ごしてしまうためです。

そして当店にお持ち込み修理という場合、ある程度他で何かしら修理を試みて、それでも分からない(バルブタイミングのズレ)に気づけていないというケースが多い為です。
今回はバルブタイミングの前に虫食いがそれどころじゃない感じでカム交換となります。

このようにバラシてみないと分からない為、お預かり期間の大小はありますが、当店に預けて頂いた車両は全て絶好調になって卒業して行っていますので、ヴィンテージハーレーの不調でお困りの方はお気軽にご相談ください。

 

全て絶好調になっている理由は特別な技術ではなく、絶好調になるまで諦めずに何度も修理しているだけですが(^^♪

88EVO

 

シャフトの振れは優秀でしたがエンジンからの「開けてくれ~」の声が聞こえてこの状態

 

エボももう年式的に旧車といっていいでしょう。カムベアリングの粉砕の情報も出ていますのでここまでバラシたら確実に交換しておきます。作業は専用のツールを使用して安心作業◎

 

 

オイルポンプは状態◎なので面研して使用。

カムカバーのブッシュ類が挿入されたままクロームメッキを過去に掛けたようで状態が悪く交換。

ブッシュにオイルライン加工

ここはただ交換して終わり、とならず。サイズが変わってくるので最初の方に記述したギヤラッシュの確認からやり直していく感じです。

一気に作業量が増えますがもう見つけてしまったし、一台でも多く絶好調のヴィンテージハーレーを世に送り出したいのでコツコツと頑張ります○